ノームの森~The Forest of Gnome~

(作)梶木かじき遊仁ゆうじ

ノームの森をパトロールして色々知らせてくれる不思議なフクロウ。 ジュンカイフクロウ

ノームの森をパトロールする不思議なフクロウ“ジュンカイフクロウ”を紹介

基本情報

名前
ジュンカイフクロウ
ユグドラシル科ジュンカイフクロウ属
大きさ
25cm~35cm
生息地
ノームの森全域

巡回がおしごと

ジュンカイフクロウは、生息する地域を満遍なく飛びまわる習性があります。それぞれに担当地域があり、担当地域をしっかりと監視しています。ただし、縄張り意識が強い、というわけではなく、あくまで巡回の為に担当地域が決まっている、といった感じの不思議な生態をしています。この不思議な習性を活かして、ノームの森の住人たちは、色んな出来事を知ることができるのです。特にノームたちの「幸運のキノコ栽培」「新しい仲間の誕生」においては、このジュンカイフクロウは、なくてはならない存在なのです。

昼組と夜組

そんなジュンカイフクロウですが、「昼組(ひるぐみ)」と呼ばれる昼行性の個体群と、「夜組(よるぐみ)」と呼ばれる夜行性の個体群に分かれています。一つの担当地域には昼組と夜組の個体がそれぞれ生息しています。これにより、巡回は途切れることなく行われる様になっています。とても不思議な生態ですね。

昼組と夜組は、身体の構造上の違いはほとんどありません。強いて言うのであれば、夜組の方が、暗闇での見る力が昼組よりも優れている点が挙げられます。しかし、何らかの要因で昼組から夜組へ、また夜組から昼組へ転向することもしばしばあるので、慣れによるものなのかもしれません。

謎の分類

ジュンカイフクロウは、図鑑『森のいきものたち』の編纂において、最初期に登録された生き物の一つですが、何故か“植物”に分類されています。最初期の編纂から携わっている図書館の館長も、ずっと昔のことで「何故、ジュンカイフクロウが植物に分類されたのか」ということは覚えていない様です。もっと不思議なのは、動物学協会の誰もがこのことを不思議がらないことです。後にも先にも植物に分類されている動物は、このジュンカイフクロウのみなのに。これは、単なるミスなのか、はたまた、何かの謎が隠されているのか…?