村一番の寝坊助さん。 ヨーロッパツチブタ
ノームの村に共生している頼りになる存在?「ヨーロッパツチブタ」の紹介

基本情報
- 名前
- ヨーロッパツチブタ
- 科
- ツチブタ科
- 大きさ
- 全長/50cm~60cm・肩高30cm~40cm
- 生息地
- キノコの傘村など
珍しいツチブタ

ヨーロッパの地域では遠い昔に絶滅したと言われているツチブタですが、世界樹を中心としたノームの森のあたりでは生息しています。このことは人間には知られておらず、ノームの森に住む民の間でしか知られていません。
「生息」と書きましたが、そのほとんどが飼育下にあります。キノコの傘村では、動物の飼育に詳しいノーム達が大切に育てています。飼育と言っても、柵があるわけでもなく、縄に繋がれているわけでもない、ノーム達が住む場所と食べ物を提供する代わりに、「ツチブタワゴン」の引手として助けてもらう、いわば共生関係にある不思議な生き物です。
このヨーロッパツチブタは、アフリカなどに生息しているツチブタに比べて、かなり小さいのが特徴です。これは「外敵に見つからないために進化した」といった意見や「ノームとの共生関係を築く中で、より快適になるために小さく進化した」といった意見など、動物学協会でも答えの出ていない謎の一つの様です。
村一番の寝坊助
ノームとの共生関係が余程心地よいのか、彼らは1日のほとんどを寝て過ごします。たまに起きて、あたりを散歩したりしていますが、それも10分も歩けば良い方。
しかし、年に何度かある「ツチブタワゴン」が活躍する日は、普段の姿とは全く違った姿を見せます。普段歩かない様な長距離を、大きなワゴンにノームを何人も乗せて往復するのです。この時は、たくさんのノームに褒められるのが嬉しいのか、次の日もエネルギッシュにワゴンを引きたがり、飼育員を困らせます。この有り余った情熱と体力を発散するために、無人のワゴンを引いて、村周辺を移動させます。この時、すれ違ったノーム達は、前日のねぎらいの言葉をかけてあげるのが習わしです。
そんな情熱も、次の日にはスッカリ冷めてしまい、いつもの寝てばかりの生活に戻ります。飼育員のノーム達もホッと一息です。
好物

そんな彼らツチブタの好物は、どんぐりを発酵させて作った団子や、干しベリーなどが挙げられます。アフリカなどのツチブタがアリやバッタなどの昆虫も食べるのに対し、ノームとの共生生活の影響か、ノームの森のツチブタは、雑食でありながらも植物食を好む傾向にあります。「植物食」と大げさに書きましたが、ひょっとしたら、ノーム達の作る餌が好きなのかもしれません。ノーム達が作る餌は、餌といっても、ほとんどノーム達が食べる物と変わらず、非常に美味しいものなのですから。