ノームなど小人族のために品種改良されたカモミール カモミール・ピグム
ノームなど小人族のために改良さえた花“カモミール・ピグム”を紹介

基本情報
- 名前
- カモミール・ピグム
- 科
- キク科
- 大きさ
- 草丈/3cm程度、花の大きさ/2mm~3mm
- 生息地
- ノームの森全域
花の楽しみ方

ノームやピグミー・ピグミー族のような小人たちにとって、植物はとても大きなものです。人間にとっては小さな花でも、彼らにはとても大きな花なのです。それが当たり前の世界でした。
ずっとずっと昔、人間の世界を旅したノームが、色とりどりの花束を贈ったり、お茶にいい香りの花を浮かべて楽しむ、といった人間の姿を見て驚きました。
旅から帰ったノームは、その話をみんなにしてあげました。みんなその話に、とても驚き、そして感動しました。でも、普通サイズの植物は、やはり小人たちにとっては大すぎて、夢のような話だったのです。
種屋さんの決断

それからしばらくして、種屋さんの心に、ある思いが浮かびました。
「小人たちも人間の様に楽しめる花を作れないだろうか?」
そして、種屋さんは、仲間と一緒に、長い長い時間をかけ、何度も何度も工夫を重ねて、植物の品種改良を行いました。そして、小さな小さなカモミールを開発することに成功したのです。その時の仲間の一人であるピグミー・ピグミー族の女性が、一番大切なことを発見したからです。種屋さんは、彼女への敬意とほめたたえる気持ちを込めて、『ピグム』という名前をつけることにしました。
現在、小人サイズの植物『ピグム』はいくつもありますが、一番最初に完成したカモミール・ピグムには4種類の仲間がいます。『スノーホワイト』『サンシャイン』『エレガント』『フラワーガーデン』の4種類です。現在は、このカモミール・ピグムが開発されて、ずいぶん時間が経ちましたので、今ではノームやピグミー・ピグミー族にとって身近な存在になっているのです。みんな『カモミ』と略して呼んでいます。
ピグミー・ピグミー族は嬉しい!

植物が小人向けに小さくなったことは、特にピグミー・ピグミー族を大喜びさせました。例えば、ヤッポロン河の増水期には、蚊などのちょっと困った虫たちが増えます。ピグミー・ピグミー族は、増水期よりもずっと前から防虫対策の準備をしていました。これがえらく大変。防虫効果のある植物を、オノで切り出してきて運び、それをノコギリなどで小さく細かくしていき、臼(うす)と足踏み(あしぶみ)のキネでつぶしていき……、と大変な重労働だったのです。それなりの効果はありましたが、やっぱり、大変だったのです。カモミール・ピグムの1つ『エレガント』は虫よけ効果がとても強く、手ですりつぶしてからだにぬり付けたり、花をネットに入れてぶら下げておくだけでも、効果が高かったのです。それ以来、ピグミー・ピグミー族は、『エレガント』の種を切らさないように持っていて、畑の端で育てて生活に役立てているのです。