ノームの森~The Forest of Gnome~

(作)梶木かじき遊仁ゆうじ

噛みついた獲物は逃がさない!? バイトフィッシュ

蛙ヶ池だけに生息する肉食性のハメダカの仲間「バイトフィッシュ」の紹介

基本情報

名前
バイトフィッシュ
ハメダカ科
大きさ
1cm~2cm
生息地
蛙ヶ池

生息地の特徴

バイトフィッシュは別名を「噛みつきめだか」と言います。メダカの仲間では珍しい牙の生えた種類です。

蛙ヶ池の北東部、世界樹の方から流れてくる小川の流れ込み周辺が主な生息地です。このエリアは、小川に含まれる世界樹の樹液の濃度が最も濃いため、生きものの活動がより活発になる場所だと言われています。この樹液には不思議な効果があるため、このエリアに生息する生きものに、良くも悪くも影響を与えます。(普段は、特に悪く作用することは少ない様です。)

珍しいバイトフィッシュの特徴

そんなエリアに生息するバイトフィッシュですが、メスは胴体が大きく、オスは顔が大きいという特徴があります。あまりにメスとオスの形が異なるため、別の種類の魚だと思われていましたが、片方はオスが、もう片方はメスが全く見つからず、学者を悩ませていました。ある時、ノームの学者が発表した推論『これらの魚は、同じ種類の魚のメスとオスでは?』がきっかけとなり、同じ種類の魚として解明されることになりました。メスは産卵のため、オスは卵を外敵から守るため、とそれぞれの役割によって進化した結果であるそうです。また、バイトフィッシュ特有の特徴として、棘条(きょくじょう・背ビレの硬い棘の部分)の一部が、分離、やや前方に移動し、外敵からの防御に適した形に変化していることが挙げられます。この棘は、カルシウムと鉄分の密度が高く、より硬い素材でできています。

バイトフィッシュの食性など

見た目が非常に攻撃的なバイトフィッシュですが、性格は極めて大人しく、狩りと卵を守る時以外は、あまり動くことがありません。これは縄張り意識が強いことに加え、世界樹の樹液の過度の影響から体を守るため、体力を温存する必要があるためだと言われています。

狩りのターゲットは、主に、同エリアに生息するニジイロミジンコや、甲殻類の幼体、シーズンによっては、ユグドラオオガエルの初期の幼体などが挙げられます。鋭い牙は、噛みついた獲物を逃がさないためのもので、特に、一番前の牙はより大きくなっています。これは、最初のバイト(噛みつき)で、獲物を引き寄せ固定する役割があるためです。